我が国は少子高齢社会となり、社会を支える人材確保がますます困難となることが予測される。看護職においても同様であり、人材確保の一つの方法として、年齢を重ねても健康に職業を継続できるようなマネジメントの在り方を検討する必要性は高い。本研究では、看護職者の加齢によって困難になる業務遂行に関して、自身で乗り越え工夫していることや年齢を重ねた経験の中で強みに変えていることが明らかになり、これまで看護職者自身が個人の自助努力で行っていた工夫を組織マネジメントに反映するための示唆を得られたことは、キャリア継続支援として意義がある。
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