研究課題/領域番号 |
17K17429
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研究機関 | 福岡女学院看護大学 |
研究代表者 |
吉野 拓未 福岡女学院看護大学, 看護学部, 講師 (50711917)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 看護倫理 |
研究実績の概要 |
本研究は、若手看護教員が臨地実習における倫理的な問題について教育を実践する際に困難を感じている場面を把握し、若手看護教員の倫理的感受性を向上するためのe-leaningによる学習教材を構築することを目的とした研究である。臨床現場における倫理的なジレンマは、日常的に潜んでいる場合が多く、感受性が高くなければ存在自体に気づかない場合も多い。本研究の学術的な特色は、実習現場潜む倫理的ジレンマについて、若手看護教員が見逃しやすい場面や問題と感じていながらも対処方法がわからない場面を詳細に抽出し、検討することで、その場面に潜む倫理的ジレンマを明確にできる点である。研究は4段階まであるが、研究の第2段階である日本看護系大学協議会会員校の臨地実習に携わる看護教員を対象とした、無記名自記式質問紙調査の分析を終え、第3段階の倫理的ジレンマに関する場面のe-learningの構築及び第4段階のe-learningによる若手看護教員への教育的効果の検証を実施予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症のため、オンライン化された講義・演習への対応、実習施設との調整、感染者または濃厚接触者への対応、自己の感染防御のための在宅ワーク等により、研究業務に携わる時間がとれず、進捗が滞っている。 今年度は本学SE及びICT企業の担当者との調整・交渉を速やかに行い、e-learningの構築を行うと同時に、教育効果の検証を行っていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症のため、オンライン化された講義・演習への対応、実習施設との調整、感染者または濃厚接触者への対応、自己の感染防御のための在宅ワーク等により、研究業務に携わる時間がとれず、進捗が滞っている。
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今後の研究の推進方策 |
本学SE及びICT企業の担当者との調整・交渉をオンラインで実施することで、迅速にe-learningの構築を行う。また、教育効果の検証作業も同時に実施していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症対策のため今年度は研究の進捗が大幅に遅れたため、次年度に向け使用することとなった。次年度は今年度、使用予定であった、e-leanig構築のための費用及び、論文作成、学会への論文投稿費用として使用予定である。
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