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2017 年度 実施状況報告書

周術期看護における視線動きの分析結果より患者観察のための教授方法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K17452
研究機関東京家政大学

研究代表者

有澤 舞  東京家政大学, 健康科学部, 助教 (50719135)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード周術期 / 視線比較 / 術後観察
研究実績の概要

平成29年度は、本調査を開始するにあたり準備を行った。初めに、所属施設の倫理審査を受けた。当初、眼球運動測定器はレンタルで対応する予定であったが、予算変更し、装着式の眼球運動測定システム(TalkEye)を購入した。
A大学に所属する周術期の術後観察の講義演習および周術期の臨地実習を終了した3年生の学生5名を対象にプレテストを実施した。患者設定は、モデル人形で全身麻酔を受け胃全摘出術を受けた患者の術直後を再現した。モデル人形には、教員手作りの創部、腹部ドレーン、硬膜外カテーテル、膀胱留置カテーテルを実際の医療物品で取り付けた術後スーツを着せ、酸素マスク、心電図、点滴、弾性ストッキング、フットポンプを装着し、T字帯、腹帯、術衣を着せた。測定環境は、A大学の実習室を使用し、モデル人形の周囲はパーテーションで囲い、患者のベッド周囲以外が視野に入らないように病室を再現した。対象者には、装着式の眼球運動測定システムを身に付け、病室入室から退室までの5分間で、術直後のバイタルサイン測定及び全身観察を行ってもらい、それを側面から研究者がビデオカメラで撮影した。術後観察が終わった対象者と、撮影したビデオカメラの動画を一緒に見ながら、術後観察の際、どのような事を考えてこの行動をとっていたのかのインタビューを20分程度実施した。
現在は、術後観察の視線を分析を行っており、平成30年度に行う学生および看護師への本調査に向けて準備中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初、装着式の眼球運動測定システムはレンタルで対応する予定であったが、予算変更し購入したことで、研究時間が制約されることなく実施することができているため、順調に進展している。

今後の研究の推進方策

平成30年度は、学生および看護師へ本調査を実施する。

次年度使用額が生じた理由

予定していた学会参加費を所属施設の研究費で賄えたの加え、プレテストでは、模擬患者ではなくモデル人形を使用したために、謝礼金の使用がなかった。

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公開日: 2018-12-17  

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