本研究は、治療を継続している2型糖尿病患者の療養行動に対して意味づけを明らかにすることを目的とした。結果、治療を継続している2型糖尿病患者は、<自分のこととして糖尿病を受け入れる>ができ、<一緒に責任を担ってくれる人がいる>がいる。<身体感覚と検査値が一致する>ことで<試行錯誤を行う>ことで療養を継続していた。一方で、療養行動が継続できるようになるまでの過程では、糖尿病の症状がなく、<自分のこととして糖尿病が捉えられない>中で、糖尿病の悪化を周囲の人から<自己責任で片づけられる>中で、<検査値に一喜一憂していた>ことが振り返られ、<言われた通りにする>ことを行っていたと語られた。
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