「救急ー在宅連携・循環型アセスメントモデル」は、救急外来看護と在宅看護、それぞれの現場での(1)病態の急性変化・短期的な予測、(2)看護師不在の自宅生活において患者と家族が困ることは何か、という生活上の見通し、(3)少ない情報から短時間で患者の状態変化をアセスメントする、という類似点に基づき作成される。そのため、救急外来看護師と在宅ケア看護師それぞれの立場での、地域で生活する患者の救急受診に関連するリスクアセスメントの視点や、コーディネート役割を明確にすることで、双方向的な連携の可能性を見出すことができる。これにより不要な救急受診を未然に防ぐという先手を打ったケアの実現につなげられる。
|