多胎児母親は妊娠期には出産した病院の助産師から、育児期には多胎育児をしている母親からそれぞれ情報提供を受けていた。助産師と保健師は【家族などの協力体制】について、妊娠期、育児期を通して情報提供していたが、妊娠期においてはサポート調整の必要性を理解してもらえないと感じている者がいることから、妊娠期から育児期のサポートの必要性を理解できる情報提供の工夫が必要である。助産師、保健師それぞれに支援における困難を感じており、支援の場面の違いからそれぞれの体験の共有や多胎育児における実際の状況や工夫点などを知る機会が必要である。また直接・間接的介入プログラムの枠組みを検討でき、本研究の目的は概ね達成した。
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