• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

貧困妊婦を対象とした胎児の栄養改善戦略

研究課題

研究課題/領域番号 17K17469
研究機関名古屋大学

研究代表者

土屋 さやか  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (50757044)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード妊娠管理 / 社会階層 / ハイリスク妊娠
研究実績の概要

2020年度は、年初計画通りにこれまでの研究成果の発表に取り組んだ。本年度、一部の研究成果は発表できたが、予定していた全ての成果発表は到達できていない状況である。
初めに、前年度までに解析の終わっていた妊娠中期の横断データを用いて、臨床助産ケア2020年9-10月号の特集「周産期における"気にかかる”妊婦へかかわり方と支援」に「妊娠中の体重増加に対する助産師・看護師の一歩踏み込んだかかわり」として、既存研究の知見と本研究結果を合わせて、どのように妊婦の体重管理を支援するとよいかについて、助産師・看護師の臨床での具体的なかかわり方の提案を行った。この中で、妊婦の家族や社会的因子、心理的因子、知識要因を基として妊娠中のボディイメージは形成されており、最終的には妊娠中の体重増加を規定しているとする概念モデルを示した。この結果は、妊娠中の体重管理に対する保健指導において、従来行われてきた運動や食事などの妊婦の行動要因だけでなく心理・社会的側面にも注目する必要があることを示すものである。また、本成果発表は、これまでの本研究成果を日本語で紹介するものでもある。
次に、妊娠中期と妊娠後期のデータを合わせて、コホート解析を行った。この研究成果について、引き続き論文執筆中である。そのため、研究期間の延長を行っている。次年度は、本研究の最終年度となるため、全ての成果について論文発表まで到達することを予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当初、3年間の研究計画であったが、研究成果の論文化まで時間を要している。2020年度はCOVID-19の影響もあり、さらに研究期間を1年間延長することとした。

今後の研究の推進方策

2021年度は最終年度であり、引き続きこれまで行ってきた研究結果の公表を行う。

次年度使用額が生じた理由

2020年度に予定していた研究成果発表に関わる費用について、次年度使用額となっている。2021年は予算を研究成果の発表に充てる計画である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 妊娠中の体重増加に対する助産師・看護師の一歩踏み込んだかかわり2020

    • 著者名/発表者名
      土屋さやか
    • 雑誌名

      妊娠中・分娩時・出産後のケアと支援 臨床助産ケア

      巻: 9-10月号 ページ: 15-20

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi