結果の概要として、日本人妊婦は、自身の体格に関して不満をもっており、細くなりたいと認識していることが明らかとなった。また、妊娠中の体格が"やせ″や"ふつう"であっても体格が大きいほど体格への不満が大きくなっていることが明らかとなった。日本人妊婦では、妊娠中の栄養状態に関するアヘルスセスメントを行う際に、自身の体格に関する認識が妊娠中の健康関連行動を規定する重要な関連要因となっている可能性が示唆された。妊婦の社会経済的要因に関する解析では、教育歴は、体格不満と弱い関連が認められた。しかし、世帯収入に関しては、体格への不満との関連は認められなかった。
|