研究課題/領域番号 |
17K17472
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
北尾 真梨 神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (80778811)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | NICU / Pre Death期 / 精神的負担 / ストレス / 看護師 |
研究実績の概要 |
本研究は、これまで学術的に注目されてなかった(1)Pre Death期における看護師の精神的負担、中でも児と向き合いケアをすることから生じる精神的負担に着目して研究を行っている。 2018年度は、前年度に行った8名のインタビューデータの見直し・修正を実施した。データをインタビューガイドに従って、(1)Pre Death期の中でも細分化した時期・項目に沿って分類し、カテゴリー分けを行っている。同時に看護師の死別ケアに関するストレス、子どもの死亡に関する感情についてなど、関連する論文を検索し、収集も行っている。 また、インタビューデータの分析のために、悲嘆ケアに関する研修会に参加した。看護師に対する悲嘆ケアの重要性を認識するとともに、学会の参加、研修会の参加によって最新の知見を得た。さらに、研究協力者へ進捗を報告し、データの分類方法や研究手法について検討を行った。 今後は、今年度の遅れを取り戻すために引き続きインタビューデータの解析を行うとともに、データの不足が感じられる場合はインタビュー対象者を増やすことも検討している。データ解析が終了次第質問紙の作成に取り掛かり、全国調査を行えるように計画の内容を修正する。また、年度終了段階で得られている最新のデータを学会発表などで報告する。 研究で得られた結果をもとに、臨床で活用できる見識となるよう現場で勤務している看護師と連携を取りながら、実現可能な方法を検討していく予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究者の個人的事由のため。
|
今後の研究の推進方策 |
2017年度に行ったインタビュー結果をまとめ、質問紙を作成する。また、データの不足が感じられる場合はインタビュー対象者を増やすことも検討している。 質問紙作成の際には、看護師の精神的負担に関連する要因とその時期をどのように明らかにしていくのか、参考となる先行文献や質問紙のフォームなどを検討しながら作成を行う。 また、その際に研究協力者にも依頼を行い、数名で内容を検討することとする。
|
次年度使用額が生じた理由 |
研究の進捗が遅れているため。
|