研究課題/領域番号 |
17K17479
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
武内 紗千 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (40632469)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 思春期 / 肝移植 / セルフケア |
研究実績の概要 |
本研究の最終目標は、生体肝移植後の思春期のこどものセルフケア能力拡大のための看護実践ガイドラインの開発である。2019年度は、既に開始しているインタビュー調査の完了、分析、分析結果に対するメンバーチェッキングとコンサルテーション、それらの結果とその他知見を統合させたガイドライン案の作成、ガイドライン案と作成過程の学会発表、学会発表で得られる意見を反映させたガイドライン案の再構築を行い、それら結果と過程を報告書としてまとめるとともに、論文投稿を行う予定であった。しかしながら、以下に示した理由により実施できなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の体調不良により、年度内に予定していた計画を実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度、研究を遂行する上で課題となった事象が解決されたことから、以下の研究計画で推進する。 <具体的実施計画> 1. ガイドライン作成に向けたさらなる知見の収集:文献検索と収集を行う。(2020年4月-7月)2. COVID-19の影響を考慮した研究方法への変更と機器の準備:テレビ会議システムを用いたインタビュー調査ができるように、研究方法の変更、倫理の変更申請、機器の準備を行う。(2020年4月-7月)3. インタビュー調査と分析、メンバーチェッキング:インタビュー調査を再開し、約4-5名程度の追加インタビューを行う。また、分析は、1例終了毎に随時行う。さらに、事例毎の分析結果について、対象者のメンバーチェッキングをうける。(2020年8月)4. 分析結果に対するコンサルテーション:国内で臓器移植を中核的に行っている施設の移植コーディネーターの資格を有する看護師ならびに小児外科医、小児看護学の教育研究者から、コンサルテーションを受ける。(2020年9月)5. ガイドライン案の作成とコンサルテーション:分析結果と先行研究から集積した知見等を統合し、ガイドライン案を作成する。その過程の中で、上述の方々からのコンサルテーションを受ける。(2020年10月-12月)6. 報告書作成ならびに論文の執筆:これまでの経過と結果を報告書としてまとめるととともに、論文の執筆を行う。(2020年12月-2021年3月)
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次年度使用額が生じた理由 |
上述の理由により、研究の遂行が遅れたため、次年度使用額が生じた。 今年度の使用計画は以下の通りである。 <使用計画> ガイドライン作成に向けたさらなる知見の取集のための文献取り寄せならびに文献購入費、テレビ会議システムを用いたインタビュー調査を行うための機器の購入、インタビュー調査の内容を研究データとするための逐語録を作成するための委託費、研究協力者への謝品の購入費、コンサルテーションにかかる旅費や謝金、論文執筆にかかる英文校正費、論文投稿料に使用する。
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