• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実施状況報告書

第2子を出産した母親の育児に関する能力感を高める支援の開発とその効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 17K17493
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

谷郷 智美  武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (70572048)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード第2子を出産する家族 / 出産準備教育 / 効力感
研究実績の概要

Parenting sence of competence scale(PSOC)を翻訳し、日本語版PSOC(親としての効力感尺度)を開発中である。今後、第2子を迎える女性とその家族に出産準備教育を実施し、その効果を日本語版PSOCで測定する計画をしている。2021年度は、これまでに回収した日本語版PSOCのデータを分析した。探索的因子分析を行い、項目を16項目から14項目に削減し、2因子構造を確認した。その結果を受けて、次に検証的因子分析を行う必要性があると考え、日本語版PSOCに関する質問紙調査を計画した。2022年1月より質問紙を配布し随時回収している。2021年度末時点では、予定する対象者140名中38名のデータが得られている。今後は、得られたデータから日本語版PSOCの検証的因子分析を実施し、日本語版PSOCの信頼性と妥当性を確認していく。また、日本語版PSOCの関連要因についても、重回帰分析を行っていく予定にしている。同時に、介入研究として第2子を迎える女性とその家族に出産準備教育を計画しているので、クラスの内容や運営方法について子育て支援プログラムや第1子の年齢に応じた絵本や人形などの教材に関する情報の収集を行った。今後は、出産準備教育の具体的な内容や運営方法について検討をすすめ、日本語版PSOCのデータが集まり信頼性と妥当性が確認出来次第、介入研究につなげていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍による影響で研究フィールドの変更があり計画が遅延した。また、第2子を迎える家族に対する出産準備教育の準備も、新型コロナウイルス感染症に対する配慮が必要となり、遅れが生じている。オンライン講義や少人数開催、QRコード等を用いた非接触型のリクルート方法を用いて、計画を進める予定である。

今後の研究の推進方策

親としての効力感尺度の追加調査が終了したら、次に第2子を迎える家族への出産準備教育を行い効果を検証する介入研究の実施を計画している。コロナウイルスの感染状況をみながら、クラスの実施形態や参加人数について検討しながら行いたい。

次年度使用額が生じた理由

介入研究の実施時期がコロナ禍により遅延しているため。
今年度は、第2子を迎える家族に対する出産準備教育を計画しているため、
教材や資料の購入で執行する予定である。

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi