研究課題/領域番号 |
17K17493
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
谷郷 智美 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (70572048)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 第2子を迎える / 出産準備教育 / PSOC |
研究実績の概要 |
育児に関する効力感であるParenting sence of competence scaleを翻訳し、探索的因子分析を行った。その結果、日本語版PSOCの因子構造を算出できたので、続いて日本語版PSOCの確認的因子分析を計画した。質問紙調査を1月~9月の間、実施した。収集したデータをもとに、分析を重ね結果をまとめた。これをもとに論文発表の準備をすすめている段階である。同時に、介入研究について情報収集を行い、研究計画を立てている。倫理審査に向けて準備をすすめている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
計画ではスケールの研究を終え、介入研究を行う段階に入る予定であった。新型コロナウイルス感染拡大の看護界への影響は大きく、病院実習の在り方や学生対応など教育に関するエフォートが非常に大きくなり研究のエフォートが大幅に削減されてしまった。また、感染リスクの高い妊婦やその家族への対面での関わりに制限があったため、介入研究の計画がすすめにくかった。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響も落ち着いてきていることから、介入研究の計画をすすめるとともに、スケールの論文を早期にまとめていきたい。また、経産婦の心理や経験の質的研究のメタ統合を通して、第2子を迎える家族への支援につなげることができることから、先行研究のレビューも深めていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響が続き、思うように研究が進まず、執行できなかった。今年度は、研究のエフォートを増やし、スケール研究の論文発表やレビューの実施、介入研究の計画と実施へと進めていきたい。
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