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2018 年度 実施状況報告書

中高年の女性における骨盤臓器脱に対する包括的リハビリテーションの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K17500
研究機関名古屋大学

研究代表者

井上 倫恵 (平川)  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (00747389)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード骨盤臓器脱 / 尿失禁 / 姿勢 / 骨盤底筋群 / 中高年女性 / ウィメンズヘルス
研究実績の概要

本研究の目的は骨盤底筋トレーニングに姿勢改善トレーニングを加えた骨盤臓器脱に対する包括的なリハビリテーションを開発し、治療効果を検証することである。2018年度は、日本人女性を対象に骨盤臓器脱患者と健常女性における脊柱アライメントおよび骨盤底機能を比較・検討することを目的とした。また、骨盤臓器脱患者と同様に、多くの高齢女性が有する尿失禁と脊柱アライメントとの関連についてもあわせて検討を行った。その結果、尿失禁を有する高齢女性においては胸椎後弯角が有意に大きく、腰椎前弯角が有意に小さいことを明らかにし、尿失禁の重症度と胸椎後弯角、腰椎前弯角との間に有意な相関関係があることを明らかにした。本研究における研究成果は学会において発表を行い、論文投稿へ向け準備を進めている段階である。骨盤臓器脱患者については、引き続きデータ収集・解析を継続して行い、中高年女性における骨盤臓器脱と脊柱アライメントお よび骨盤底機能との関連について検証していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究は申請者の所属施設および複数の研究協力機関にて測定を実施しているが、対照群となる健常女性のリクルートに難渋したため、データ収集が当初の予定よりも遅れている。

今後の研究の推進方策

今後は、2018年度に完了予定であった横断研究のデータ収集を継続し、中高年女性における骨盤臓器脱と脊柱アライメントおよび骨盤底機能との関連についてデータ解析を行う。また、尿失禁と脊柱アライメントとの関連に関しては、本研究において得られた新たな知見を国際学会で発表するとともに、2019年度内に論文投稿を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

2019年度にもデータ測定を引き続き行うため、消耗品の購入などに使用する予定であるほか、研究成果を国際学会で発表するための旅費・学会参加費、論文投稿のための英文校正費等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 閉経後女性における尿失禁と脊柱アライメントとの関連2019

    • 著者名/発表者名
      井口咲希、井上倫恵、野嶌一平、杉浦英志
    • 学会等名
      愛知県理学療法士学会
  • [学会発表] Relationship between urinary incontinence and spinal posture in community-dwelling postmenopausal women in Japan2019

    • 著者名/発表者名
      Saki Iguchi, Tomoe Inoue-Hirakawa, Ippei Nojima, Hideshi Sugiura
    • 学会等名
      World Confederation for Physical Therapy (WCPT) congress 2019
    • 国際学会

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公開日: 2019-12-27  

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