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2020 年度 実施状況報告書

ヨーガの介護予防効果の検証;腕時計型脈拍・加速度計による睡眠覚醒リズムに着目して

研究課題

研究課題/領域番号 17K17508
研究機関横浜市立大学

研究代表者

佐々木 晶世  横浜市立大学, 医学部, 講師 (90538018)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード高齢者 / 身体活動 / 運動 / ウェアラブル端末
研究実績の概要

高齢者の身体活動の実態を把握し、高齢者の身体活動の維持・増加のために、日常生活における身体活動に焦点を当てたフィードバックが有効であるか検討することを目的とした。なお、本研究では日常生活における身体活動の把握のため、腕時計型脈拍・加速度計(セイコー・エプソン社製パルセンスPS-500、以下PS)および活動記録を用いた。
対象者は地域在住の60歳以上の男女で、1回目の調査では、対象者各自に1週間のPS装着、質問紙への回答、記録用紙の記入を依頼した。その後、1回目の調査結果および記録をもとにフィードバックを実施し、2回目の調査として1週間のPS装着、質問紙への回答を依頼した。
最終的に14名(男性7名、女性7名)が分析対象となり、年齢の中央値(最小-最大)は73.5(61.0-91.0)歳であった。PSで測定された1日の平均身体活動時間の中央値は1.1時間、1日の平均体動あり時間は6.3時間であり、日常生活中の中強度以上の動作を含む身体活動の内容として、男性は移動、女性は家事に関する活動が多いという特徴がみられた。1回目の調査で得られた日常生活における身体活動結果を基にフィードバックを実施した後の身体活動の変化として、1日の平均体動あり時間が有意に長くなった(p<0.05)。
日常生活における身体活動を振り返り、それらに焦点を当ててフィードバックを実施することは、高齢者の身体活動の増加に有効である可能性がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍であり、高齢者の参加者募集が難しかったため

今後の研究の推進方策

三密を避ける、オンラインを活用するなどしてコロナ感染に留意し調査を進める。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍であり対象者のリクルートが難しく、謝金や調査にかかる消耗品等に使用されなかったため、また、新規開発中のウェアラブル端末の販売が遅れたため。

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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