研究課題
若手研究(B)
高血圧とうつ状態が併存する場合、高血圧のみ、うつ状態のみと比較して死亡率が高くなるため、予防や早期発見が重要である。本研究は、高血圧とうつ状態が併存している者の割合を明らかにし、高血圧とうつ状態の併存に影響を与えている食品摂取や運動などの生活習慣に関連した危険因子および予防因子を明らかにすることを目的として行った。約160名の高齢者が参加し、半年後、1年後のデータ収集し分析を行った。
精神看護
先行研究では、高血圧やうつ状態の予防において、様々な食品摂取や運動などの生活習慣に関連した危険因子・予防因子が明らかとなっているが、高血圧、うつ状態のぞれぞれに対する影響因子しか検討されていない。死亡率を増加させる高血圧とうつ状態の併存を効果的に予防するには、血圧、うつ状態を同時に評価し、高血圧とうつ状態の併存と生活習慣との関連を検討することが必要である。高血圧とうつ症状を同時に調査することで、高血圧とうつの併存に有効な予防因子を明らかにすることができ、効果的な予防方法の確立に貢献する。