研究目的は、要介護高齢者の強みを活かした社会貢献への支援をアクションリサーチにて実施し、要介護高齢者が社会貢献できる存在になるための支援方法を提案することである。要介護高齢者の強みを活かした社会貢献への支援方法は、個別支援にて、高齢者と支援者の心を行き交わせながら、<高齢者の歩んだ歴史を一緒に振り返り、誇りや信念を引き出して受け止め、ケア関係をつくる(支援)>ことを出発点とし、<高齢者の困りごとの理解者となり、ケアしケアされながら、高齢者のケア力を活性化(する支援)>しつつ、<高齢者が陰ながら一生懸命行っている社会貢献に光を当て、関係者間で価値を共有し、生き甲斐感につなげる支援>であった。
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