研究課題/領域番号 |
17K17524
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 人間環境大学 |
研究代表者 |
鈴木 善博 人間環境大学, 看護学部, 講師 (60780111)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 概日リズム睡眠・覚醒障害 / 精神看護学 / 思春期 / 現象学的アプローチ |
研究成果の概要 |
2017年から研究協力施設である病院の精神科にて研究のデータの収集を行った。現象学的アプローチとして、参与観察と非構造的面談により、思春期の子どもの概日リズム睡眠・覚醒障害の体験の意味を明らかにした。研究成果は、2018年の第9回アジア睡眠学会にて「概日リズム睡眠障害をもつ思春期の子どもの体験の意味」で子ども治療とともに3つのパターンを発表した。また、同年、日本看護科学学会では「概日リズム睡眠障害の子どもの病気の体験の意味‐親に症状を訴えても理解されない子どもの疲弊‐」というテーマで研究対象が家族に理解されない苦しみを抱くことを明らかにした。
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自由記述の分野 |
精神看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
思春期の子どもの睡眠の問題は、生活習慣の問題として片づけられ本人と親も悩みながら医療機関に受診することは少ない。それらの子どもの特徴は、3つのタイプがあり、1タイプは、目的意識が高く、治療を続けながら睡眠相が遅れない様努力し学校へ通える子ども、2タイプは目的意識や治療意欲が低く見え、睡眠相の後退が再発した生活を我慢している子ども、最後のタイプは前述のどちらにも当てはまらないが、目的を持ち努力しながらも、睡眠相の後退に抗う事ができず不安定な生活に苦しんでいる子どもである。また、障害であると本人達も認めらず、家族との関係性も壊れてしまい路頭に迷うことが明らかになった。
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