研究実績の概要 |
本研究課題は、入院中の統合失調症患者の認知機能の改善を目的とした運動介入プログラムを作成し、その効果を評価することである。平成29年度の計画は、先駆的な運動介入をしている施設への視察や文献レビューをしたうえで、それらを参考にしながら本邦の入院患者の認知機能障害に合わせた運動介入プログラムを作成することである。 アメリカのUniversity of Califolnia, Los Angelsの精神医学教室で行われている運動介入プログラムを視察し、そこでの工夫等を教示頂いた。また文献レビューの結果、本邦の入院患者の場合は、認知機能の中でも処理速度の領域を改善させることが、退院への後押しになる可能性が見いだされた。これらを基に、現在は運動介入プログラムの案を作成中である。 また平成30年度から介入研究をスムーズに行えるよう、協力してくれる病院と調整をした。
|