研究課題/領域番号 |
17K17548
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岩崎 りほ 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (40760286)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 市町村 / 都道府県 / 保健師 / 現任教育 / コミュニティ |
研究実績の概要 |
市町村保健師の現任教育モデルの構築することを目的に、平成30年度は①~③のヒアリング、文献検討、インタビュー調査を実施した。 ①ヒアリングの結果、小規模市町村が抱える課題は他の人口規模の市町村にも共通することがわかり、今後の研究対象は全ての人口規模の市町村を含めることにした。 ②現任教育のどの部分に着目するかについて、文献検討とヒアリングを実施した結果、市町村の保健師は集団・コミュニティへのアプローチに困難さを感じていることが明らかになった。よって、本研究の保健師の現任教育は、集団・コミュニティへのアプローチに着目した内容とすることを決定した。その第一段階として、集団・コミュニティへのアプローチを積極的に行っている市町村保健師に、この活動の詳細を明らかにするためのインタビュー調査を終了し現在4件の分析を終了している。本インタビューで明らかになった内容を、今後の実態調査と介入モデルの枠組みとする。 ③平成29年度のヒアリング結果から、市町村支援の必要性を感じながらも十分に行えていない都道府県保健師の実態が明らかになったことを受けて、平成30年度は都道府県保健師の市町村支援の実情にも着目した。まず文献検討をしたがまだ未整理な部分が多いことがわかった。今後、都道府県保健師の市町村支援の実態、課題を明らかにするためのインタビュー調査を行うため、インタビューガイド作成、フィールド依頼を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
①現任教育の中でも集団・コミュニティアプローチに着目することを決定した、②コミュニティアプローチに関するインタビュー調査を開始した、③平成31年度に実施する都道府県保健師へのインタビューの準備を行えたため、おおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
平成31年度以降は、下記の三つを実施する。 ① コミュニティアプローチのインタビューについては、平成30年度に引き続き、市町村保健師に15名程度行う。その後、分析、執筆を行う。 ② 都道府県保健師の後方支援に関するインタビューについては、10名程度実施する。その後、分析、執筆を行う。 ③①で明らかになったコミュニティアプローチの詳細について枠組みを決定後、質問紙を作成し実態調査を行う。その後、分析、執筆を行う。 ④①-③の結果を受けて、介入プログラムを決定し、調査フィールドの依頼を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビュー調査の調査依頼に時間を要し、例数が少なかったため。
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