研究課題/領域番号 |
17K17580
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
馬場 智子 岩手大学, 教育学部, 准教授 (60700391)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | エスノサイエンス / PBL |
研究実績の概要 |
1)(共著)4.(共著)ノンフォーマル教育から公教育への多文化共生に向けた提言―日本、アメリカ、タイの事例から、外為印刷、2021年3月、「序章 第4節2」27頁、「第1章 第5節2」79-89頁 、「第3章 タイにおける外国籍・無国籍児童生徒の教育課題」125-176頁、「終章3」181-182頁、「結びに」190-191頁執筆。共著者:田中真奈美、馬場智子。STS教育の重要な要素の1つであるPBLに実施における日本と海外の状況を比較した。 2)(単著)外国にルーツを持つ児童生徒の教育を担う資質育成に向けた教員養成課程-学生の価値観からみるレディネスと課題-、岩手大学教育学部附属教育実践・学校安全学研究開発センター研究紀要第1巻(岩手大学教育学部)、2021年3月、105-116頁。日本政府による外国人労働者受け入れの制度変更を踏まえ、外国にルーツを持つ子どもに対して教科担当教員が授業を行う際の留意点や、教員養成課程で育成するべき資質を明らかにした。 3)(単著)タイの”Local Wisdom”を組み込んだSTS教育の実践:地域社会の実情に即した環境教育とは、岩手大学教育学部研究年報80巻(岩手大学教育学部)、2021年3月、87-98頁。近代科学による治水の課題を事例にしたタイにおけるSTS教育の実践例を分析し、内容だけではなく授業方法の段階から生徒主体にする必要がある事を明らかにした。 4)(口頭発表)(単独)学校現場の多文化化に対する大学生の意識、日本教育学会第79回大会(オンライン開催)、2020年8月。教員養成課程の学生が外国にルーツを持つ子どもの教育、特に教科教育における留意点についてどのような意識を持っているのかを質問紙調査の結果から分析した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
タイでは、学生に対して開発したワークショップを行い、成果についての調査を行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響で年度中に実施することができなかった。しかしながら、現時点での成果を論文として公表できたため一部進展もあった。そのため進捗状況は(3)「やや遅れている」とする。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進方策としては以下の2点を考えている。 (1)タイの学生を対象としたワークショップについては、コロナウイルスの影響が今年度中に鎮静すれば今年度に実施し、成果について質問紙調査を行う。 ※鎮静化しなかった場合は、2019年度に収集した盛岡市内の中学校を対象にしたワークショップでの質問紙調査結果を論文化し、全国学会誌に投稿する (2)日本政府による外国人労働者受け入れの制度変更を踏まえ、外国にルーツを持つ子どもが科学教育において直面する課題について調査を継続し、必要に応じて国内での調査を実施する(可能であれば集住地域と散在地域の児童生徒の実態比較を行う)。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年度までに収集した盛岡市内の中学校を対象にしたワークショップでの質問紙調査結果を学会発表・論文化し、全国学会誌に投稿する
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