現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
CAFの浸潤能を阻害できる各種の阻害剤を検討した結果、MMP阻害剤であるGM6001(MMP-1,2,3,7,8,9,14,26阻害)や微小管重合阻害剤であるNocodazoleの添加が有効であった。siRNAを用いたMMPs発現抑制により、CAF浸潤にとってMMP-1とMT1-MMP(MMP-14)の同時抑制が有効であることがわかった。CAFと44As3胃癌細胞をゲル上にて共培養することで癌浸潤を観察した結果(3Dゲル浸潤アッセイ)、MMPを阻害した場合ではCAFリード型癌浸潤から圧排性増殖様の癌浸潤様式への転換が認められた。
|