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2017 年度 実施状況報告書

近赤外線分光法を用いた新しい心肺脳蘇生-Tailor-made CPR-

研究課題

研究課題/領域番号 17K17623
研究機関筑波大学

研究代表者

小山 泰明  筑波大学, 附属病院, 病院講師 (00445876)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード脳組織酸素飽和度 / 心拍再開
研究実績の概要

本研究はブタ脳蘇生モデルを用いて、近赤外線分光法を用いたNIRO-Pulse/CCR1による新しい心肺脳蘇生を、臨床データと比較し確立することを目的とする。
<実験計画1:(臨床)NIRO-Pulse/CCR1による病院前救護からの心肺脳蘇生の検証とTOI・波形評価>つくば市消防と連携したNIRO-CCR1を使用した症例は計23例のデータが収集できた。TOIが良値であれば心拍再開することができた。またNIRO-Pulse波形と動脈圧・静脈圧波形が観察は計20例のデータが収集できた。動脈圧が静脈圧を上回る場合は、心拍再開することができた。
<実験計画2:(動物:心原性モデル)心停止時間とTOI・心筋変化、TOIと除細動成功の関係、標準蘇生方法とTOI上昇してから除細動を行う方法との比較>本年度は動物の心原性モデル作成の研究の情報収集を行うにとどまった。
<実験計画3:(動物)NIRO-Pulseによる脳酸素化の評価>実験計画2を行うことができていないため、実験計画3も行うことができていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

<実験計画2:(動物:心原性モデル)心停止時間とTOI・心筋変化、TOIと除細動成功の関係、標準蘇生方法とTOI上昇してから除細動を行う方法との比較>本年度は動物の心原性モデル作成の研究の情報収集を行うにとどまった。
<実験計画3:(動物)NIRO-Pulseによる脳酸素化の評価>実験計画2を行うことができていないため、実験計画3も行うことができていない。

今後の研究の推進方策

<実験計画1:(臨床)NIRO-Pulse/CCR1による病院前救護からの心肺脳蘇生の検証とTOI・波形評価>引き続きデータ収集を行う。
<実験計画2:(動物:心原性モデル)心停止時間とTOI・心筋変化、TOIと除細動成功の関係、標準蘇生方法とTOI上昇してから除細動を行う方法との比較>
<実験計画3:(動物)NIRO-Pulseによる脳酸素化の評価>
<実験計画4:(動物:呼吸原性モデル)心停止時間とTOIの変化、標準蘇生方法とTOI上昇する方法との比較>
上記3計画を平成30年度通して施行する。

次年度使用額が生じた理由

(理由)動物購入に対して、平成29年度中に多く施行する予定であったが、平成30年度に行う予定となったため、購入が遅延した。そのために次年度使用額が大きくなった。

(使用計画)次年度に動物実験に対して、動物購入を行い実験を完結する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] E-CPRおよび低体温療法の導入により神経学的に良好な経過を辿った心肺停止患者の一例2017

    • 著者名/発表者名
      中泉太佑、松本佑啓、小山泰明、榎本有希、井上貴昭
    • 学会等名
      第41回茨城県救急医学会

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公開日: 2018-12-17   更新日: 2019-12-27  

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