研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Clec10aはパターン認識受容体の1つであるC型レクチン受容体であり、主にマクロファージや樹状細胞の膜上に発現し、マウス炎症性腸疾患モデルにおいては病態に対し抑制的に機能することが報告されている (Am J Pathol, 174:144, 2009)。しかしながらアレルギーにおけるClec10aの機能は未だに報告が無い。アトピー性皮膚炎の主要アレルゲンであるハウスダストマイトに対するClec10aの機能を詳細に解明することで、アトピー性皮膚炎の病態メカニズムの解明、及び治療標的分子としての検討に繋がる。
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