研究課題/領域番号 |
17K17656
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
白 春花 東京大学, 教養学部, 特任講師 (40791976)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 関係節構文 / 曖昧性 / 処理構造 |
研究実績の概要 |
今年度は、当初モンゴル語母語話者およびモンゴル語母語話者の日本語学習者を対象に彼らの母語における関係節構造的曖昧性構文の処理および日本語の構造的曖昧性構文処理を調べる、視覚世界パラダイムを用いた実験の実施を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い被験者の募集が困難であったため、実施できなかった。そして、中国語およびトルコ語の母語話者、中国語、トルコ語をそれぞれ母語とする日本語学習者の日本語の関係節構造的曖昧性構文における処理と比較し、母語の視点から学習者の文処理の仕組みについて探るとしていたが、データ不十分により完成することはできなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は当初モンゴル語母語話者およびモンゴル語母語話者日本語学習者を対象に彼らの関係節の曖昧性構文処理を調べる実験の実施を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い被験者の募集が困難であったため、実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、まず、中国語母語話者及びトルコ語母語話者の日本語学習者を対象として集めたデータをもとに論文をまとめ、公表できるようにする。それから、モンゴル語の関係節の構造的曖昧性構文処理のオンライン調査を行うこと、そして、それをまとめて学会発表できるようにすることである。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は、介護、妊娠、コロナの影響により研究計画が順調に行えなかった。2021年度はモンゴル語母語話者の関係性の構造的曖昧性構文の処理をオンライン方法で調べる予定で、なお今まで集めたデータをもとに論文を執筆し雑誌投稿をする予定である。
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