| 研究課題/領域番号 |
17K17731
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| 研究機関 | 横浜国立大学 |
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研究代表者 |
本橋 永至 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 准教授 (50707239)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| キーワード | インターネット広告 / マス広告 / 広告効果測定 / 状態空間モデル |
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| 研究実績の概要 |
2018年度は主にインターネット広告の効果測定手法とソーシャルメディアを考慮したマス広告の効果測定手法に関する研究を行った．
近年，アドテクノロジー（インターネット広告配信技術）が急速に進化しており，企業のマーケティング・コミュニケーションにおけるインターネット広告の重要性が年々高まっている．2018年12月に中央経済社から出版された『消費者行動の実証研究』の第9章「アドテクノロジーの進化とインターネット広告の効果測定」において，アドテクノロジーの最新動向と課題を整理し，状態空間モデルを用いたインターネット広告の効果測定手法を提案した．
また，マルチエージェント・シミュレーションと状態空間モデルを統合し，実際の購買履歴データを用いて，消費者間の相互作用のメカニズムを検証するための分析フレームワークと広告出稿の最適なフライトパターンを発見するためのシミュレーション手法を構築した．研究成果は，40th INFORMS Marketing Science Conferenceにて，"A Model Integrating the Multi-agent Simulation and State-space Representation for Understanding the Interaction Effect of Advertising and WOM"という題目で発表した．
時系列モデルとマルチエージェント・シミュレーションの統合の一般化についても研究を行い，その成果は，European Conference on Data Analysis 2019にて，"An Integration of Time Series Model and Multi-agent Simulation"という題目で発表した．
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画に沿って順調に進展している．
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| 今後の研究の推進方策 |
2019年度はインターネット広告とマス広告に加えて，twitterやブログなどのソーシャルデータを用いて，多種のメディアの効果を統一的に測定するモデルの構築を試みる．
研究成果は，国内では，日本マーケティング・サイエンス学会，国外では，INFORMS Marketing Science Conferenceにて発表する予定である．研究に対する意見やコメントを検討した上で，論文としてまとめる．
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| 次年度使用額が生じた理由 |
おおむね予定通り予算を使用した．繰越し分については，今年度購入予定だった物品の購入に充当する．
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