研究開始当初は、諸外国の授業研究と専門職コミュニティ構築の状況を踏まえ、教師教育者がその中で果たす役割を明らかにすべく研究を進めていく予定であったが、期間中のコロナ禍及び研究者の出産・育児による休暇も重なり、海外における調査が進めにくい状況であった。そのような中で、研究の方向性の中に教師教育者自身の専門性開発という視点を加え、自身の教師教育者としての実践や、教員を目指す学生の学習過程にも焦点を当てながら研究を進めてきた。本年度はこれまでの研究を踏まえ、新たに事例も加えながら総括的な研究を進める予定であったが、研究者の体調のこともあり、予定の研究を進めることが難しかった。
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