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2018 年度 研究成果報告書

改良型CRISPR依存的ノックイン法を用いた長鎖非翻訳RNAの生理機能の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K17773
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 実験動物学
システムゲノム科学
研究機関山梨大学

研究代表者

泰松 清人  山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (10755482)

研究協力者 川原 敦雄  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワードゼブラフィッシュ / ゲノム編集 / ノックイン / 長鎖非翻訳RNA / lncRNA / CRISPR/Cas9 / 発生遺伝学
研究成果の概要

長鎖非翻訳RNAデーターベースを利用し、50種類を候補遺伝子として選別し、胚発生期において造血・心血管を含む組織において特異的に高い発現が認められる長鎖非翻訳RNA16種類を解析候補遺伝子として選別した。これらの標的遺伝子座位に対してCRISPR/Cas9によるノックインを行い、遺伝子破壊と同時に標的遺伝子の発現を蛍光タンパク質レポーターの発現でモニタリングできるトランスジェニックゼブラフィッシュ系統の作製を試みたが、ノックインされたF1世代は得られなかった。遺伝子破壊された系統の作製には成功し、表現型解析の結果を現在論文にまとめている。この研究過程で開発したノックイン法は論文として発表した。

自由記述の分野

発生遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

RNAのうちタンパク質をコードするmRNAは数%に過ぎず、RNAの機能の全容解明のために大部分を占める非翻訳RNAの理解は大変重要である。これまでの変異体作成技術では非翻訳RNAの変異体の単離が困難だった。非翻訳RNAの変異体作製のために開発したゲノム編集技術は、これまでに変異体の作製が困難であった遺伝子の改変を容易にし、今後の遺伝子研究の推進に役立つものと期待される。
本研究で作製された長鎖非翻訳RNAの変異体のうち2系統は性分化の異常を示した。性決定機構は生殖医療の高まりもあり解明が重要視されている。作製中の論文は長鎖非翻訳RNAの性決定機構における機能に光を当てるものである。

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公開日: 2020-03-30  

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