研究成果の概要 |
本研究では,電気化学発光(Electrochemiluminescence, ECL)原理を利用して,覚せい剤であるメタンフェタミン(MA)を簡便に検出するためのシステムの構築および反応機構の解明を行った。トリス(2,2’-ビピリジル)ルテニウム錯体を発光プローブとして用い,MAおよびその類似化学種のECL挙動について比較検討することで一次スクリーニング法の創出に関する基礎研究を行った。また,電位変調法を組み合わせたECL検出システムについても検討し,簡便で高感度のMA検出方法の開発を行った。
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