本研究の目的は,協調学習における表現手段としてプログラミングを活用することで,協調学習の中で学習者が理解を深めるメカニズムとしての「建設的相互作用」の発現可能性が高まることを検証することであった.その中でも本研究では,2020年から一新される学習指導要領の一部としてプログラミング教育が開始されることを踏まえ,小学生程度の学習者を対象とした. 研究期間を通じて,小学校での算数や理科の教科の中で,協調的なプログラミング教育が児童の学習を支援することが示された.これら実践の成果は論文だけでなく,シンポジウム等を通じて広く公表することで実践者と議論を行う機会とした.
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