コケイン症候群関連疾患(CS)は、病態の重篤度から幾つかのグループに分類される。これらの疾患は、遺伝子変異のタイプと病態との関係も明らかになっていない。 本研究にて、収集された124例CS症例について、DNA 修復活性の測定とゲノム解析を組み合わせて実施することで、疾患責任遺伝子変異の同定に取り組んだ。まだ、CSB上に共通した疾患原因遺伝子変異を持つ3名のCSタイプIVの患者を得た。CSBに異常のあるCSタイプIとマイルドなCSタイプIVの検体について、患者由来細胞中のCSB蛋白質の発現量や発現状態と紫外線照射後のRNAポリメラーゼの分解反応を調査した。
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