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2018 年度 実施状況報告書

状況から想起する感性情報をモデル化するためのロールプレイ対話システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K17809
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

上野 未貴  豊橋技術科学大学, 情報メディア基盤センター, 助教 (60757368)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードロールプレイ対話 / 対話システム / メタデータ構築 / ストーリー解析 / 感性情報 / 人工知能
研究実績の概要

本研究では,データセット構築およびユーザ実験を通じたシステム構築が重要となる.
H30 年度は,感性情報に関するメタデータの整形および対話のストーリー拡充に要するシステムを複数構築した.
まず,発話と状況および感情を有する複数媒体のデータを解析し,フォーマットの再定義をした.
創作者と継続して連携し,キャラクタのロールに着目して類似プロットを検索するシステムを構築した.また,ユーザの指定したパラメータに応じて,分散表現を用いて,Web 上の既存ストーリーから新たなストーリーを得るためのシステムを構築した.
現在,画像と言語間から得られる感性情報を,ユーザから収集する新手法の整備を進めている.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

シナリオデータの整形およびデータ拡充に関する手法を発展させた.データ解析過程でユーザ実験方法に対して初期計画時よりも効率的な方法の着想を得たため,複数のシステム構築を並行して進めており,おおむね順調に進んでいるといえる.

今後の研究の推進方策

今後,継続して状況を表すシナリオの拡充をし,新たなシステムをユーザ実験用に整備する.併せて実験拡大のための部分公開の準備を進める.

次年度使用額が生じた理由

本年度,状況を規定する画像とユーザの着目部分の関係性の実験に関するシステム構築を進める中で,ユーザ実験方法の新たな着想を得て,次年度に,実験用の予算を一部繰越すことが効果的であると考えたため.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Can Computers Understand Picture Books and Comics?2019

    • 著者名/発表者名
      Miki Ueno, Kiyohito Fukuda, Naoki Mori
    • 雑誌名

      Post-Narratology Through Computational and Cognitive Approaches

      巻: - ページ: 318~350

    • DOI

      10.4018/978-1-5225-7979-3.ch008

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Estimating the Purpose of Discard in Mahjong to Support Learning for Beginners2018

    • 著者名/発表者名
      Miki Ueno, Daiki Hayakawa, Hitoshi Isahara
    • 雑誌名

      Advances in Intelligent Systems and Computing

      巻: 800 ページ: 155~163

    • DOI

      https://doi.org/10.1007/978-3-319-94649-8_19

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Structure Analysis on Common Plot in Four-Scene Comic Story Dataset2018

    • 著者名/発表者名
      Miki Ueno
    • 雑誌名

      MultiMedia Modeling

      巻: 11296 ページ: 625~636

    • DOI

      https://doi.org/10.1007/978-3-030-05716-9_56

    • 査読あり
  • [学会発表] Novel deep learning method for understanding Japanese comics2019

    • 著者名/発表者名
      Ryo Iwasaki, Koichi Sato, Miki Ueno, Naoki Mori, Makoto Okada
    • 学会等名
      24th International Symposium on Artificial Life and Robotics
    • 国際学会

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公開日: 2019-12-27  

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