• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

浮遊微粒子の光による冷却技術開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K17841
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 物性Ⅰ
原子・分子・量子エレクトロニクス
研究機関大阪大学

研究代表者

蓑輪 陽介  大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (50609691)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワード光トラップ / イオントラップ / 冷却 / 微粒子
研究成果の概要

浮遊状態にあるナノメートル・マイクロメートルサイズの微粒子の、重心運動のエネルギーを低減すること、また微粒子から熱を奪うこと、本研究ではこれら2つの異なる冷却技術の開発に取り組んだ。まず、舞台となる浮遊微粒子を真空中に用意するための実験系を構築した。さらに、適切な冷却が可能な材料開発にも取り組み、設計通りのサイズの微粒子を多数作製可能であることを実証した。また、これら作製した微粒子が発光することも確認した。この結果は、冷却実現への大きなマイルストーンである。

自由記述の分野

光物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、微粒子を浮遊させるために、相補的な性質をもつ2つの異なる手法を開発した。一方は光トラップと呼ばれる手法で、もう一方はパウルトラップと呼ばれる手法である。これらは大きなサイズの粒子や、逆に小さな原子分子を対象としては盛んに研究されてきたが、本研究のようなナノメートル・マイクロメートルサイズの微粒子を真空中に浮遊させるために研究した例は少なく、学術的に新しい知見を得ることができた。また、冷却に適した材料開発にも取り組んでおり、サイズの制御が可能であること、発光すること、などを実証できた。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi