研究課題/領域番号 |
17K17855
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉崎 亜里香 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 特任助教(常勤) (90600552)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 小児睡眠 / 認知行動療法 / 養育者支援 / 睡眠健康教育 / IoT / 地域保健 |
研究実績の概要 |
令和3年度は、前年度までに介入およびデータ取得を完了した、睡眠習慣に課題がある1歳半健診後の児とその養育者を対象とした睡眠習慣データ・アンケートデータ・インタビューデータについて、フォローアップ時点までのデータ解析をさらに進め、論文化を進行した。介入により睡眠習慣を改善することによって、子どもの発達に与える影響についてもさらに解析を行い、発達早期の睡眠改善によって子どもの健康的な発育に貢献できる可能性を示唆する知見を得た。 研究成果について、学会・シンポジウム等で積極的に発表および意見交換を行い、子どもの睡眠の重要性の社会的周知につとめた。さらに、本研究で使用している幼児の睡眠へのオンラインによる介入システムの特許を取得した。 新型コロナウィルス禍により、子どもの生活リズムに関しては新たな課題もあると考えられるため、今後さらに研究結果および社会実装における課題を整理し、「子どもの眠りリテラシー」を本邦の養育者に広く伝え、社会的啓蒙につなげる際の提言を行っていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
Covid-19の影響による大学活動の休止、関連学会・研修会等の中止等により、計画にはやや遅れが出ている。
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今後の研究の推進方策 |
今後もさらに解析結果の論文化と学会発表を進めて行く。
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次年度使用額が生じた理由 |
参加を予定していた研修会/学会の中止・延期、国際学会がオンライン開催になったこと等により、次年度使用額が生じた。
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