研究課題
若手研究(B)
心身の健やかな発達を促進するためには、その基盤である生活リズムを早い段階で確立させる必要がある。本研究は、幼児期から学童期の保護者が子どもの生活リズムを確立させ、心身の健康を維持・増進させていくことを支援する簡便な健康教育支援プログラムを考案し、その効果を検証した。幼児期、学童期ともに休日の朝寝坊は保護者の意識や起床時刻と強く関連することが示され、特に起床に注目した介入の必要性が示唆された。
睡眠学
幼児期から児童期の保護者が、家庭で行う健康教育を支援する本プログラムは、子どもの生活リズムの形成に加え、家族で参加することによって、家族全体の生活リズムやメンタルヘルス改善に有用である。また、養護教諭と共同して健康教育を行うことで、保護者への働きかけが必要な場合の早期発見能力の向上や保護者の相談先の確保にも資するものである。