本研究では,サービス・ラーニングの枠組を援用し,障がい学生支援ボランティアを行う学生を対象とした成長支援教育プログラムの開発を行い,効果検証を行った。プログラム参加者は,まず「ラーニング(正課授業)」として,2学期に「障がい学生支援入門」,3学期に「オンラインアクセシビリティ講座(導入編)」,「オンラインアクセシビリティ講座(基礎編)」を受講し,「サービス(支援活動)」および「リフレクション」として、3・4学期に「アクセシビリティ実習」を受講した。成長の指標として,汎用的技能と多様性受容を測定可能な尺度を用いた。効果検証の結果,本教育プログラムは,それらの一部を促進することが示唆された。
|