研究課題
本研究の目的は,発展方程式の解の存在範囲もしくは一意存在の範囲を特定する精度保証付き数値計算法の開発である.解の存在を示し数値解の誤差を厳密評価することで解の存在範囲を特定することができる.昨年度までに,本研究課題が目標としていた放物型偏微分方程式の誤差評価等について成果を得られている.しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響により国際的な研究集会が中止・延期となり成果発表の機会を逸したため,事業期間を延長して成果発表を計画していた.今年度は,新型コロナウイルス感染拡大の影響が継続したため参加を計画していた国際会議が開催中止となるなどして国際会議発表等の実績は出ていないが,昨年度までの研究成果をまとめ数値実験を加えた論文を執筆し,国際的な査読付き学術誌に投稿した.
すべて 2020
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Journal of Computational and Applied Mathematics
巻: 368 ページ: 112510~112510
10.1016/j.cam.2019.112510