研究課題/領域番号 |
17K17952
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
美学・芸術諸学
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研究機関 | 広島大学 (2018-2022) 長崎大学 (2017) |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 宝塚歌劇 / 後期近代日本 / 現象学的経験 / 参与観察 / 生公演 / ファンクアブ活動 / 解釈学的分析 / 大衆歌劇 |
研究成果の概要 |
本研究では、宝塚歌劇を日本の代表的マス・メディアの現象として分析されている。歴史的視点を乗り越えながら、現在日本の社会にインパクトを観察され、そして、将来的要素などは計算されている。現象学的経験に基づいて公演の内容は中心になり、ファンクラブ活動に参与観察という研究方法を利用し、資料収集と参考文献は理論的分析の基礎になっている。研究の結果は、2023年中出版される英語とドイツ語の著書になっていて、そして、日本語の著書の予定もある。また、国際学術学会に宝塚歌劇というマス・メディアに関して、多くの発表があり、その上で、国際学術ジャーナルなどで宝塚歌劇の関連性とインパクトに関して論文は出版されている。
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自由記述の分野 |
メディア学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宝塚歌劇の関連性とインパクトは、歴史的視野を超越し、将来を構造する、本研究の最終的結論だ。つまり、解釈学的分析の結果は、後期近代の社会(日本)の4つ主な分野(文化、社会、経済、政治)と2つの二次的分野(テクノロジー、教育)を考慮しながら、宝塚歌劇の「社会の鏡」と「ロール・モデル」という二つの弁証法的役目を分析し、将来向き評価をし、そして、歴史の流れを計算しようとする、ということだ。また、宝塚歌劇団と観客の間に行う緊張関係は、歴史的に批判的に観察され、日本のエリートと一般的民衆の間にテンション・ポイントが明らかになる、本研究の目標だ。
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