本研究では、変形性膝関節症の関節内投与製剤の開発を目指して、DDS製剤化に応用できる関節内の加水分解酵素の特性を解析するため、加水分解酵素の中でも種類の多いセリンエステラーゼの有効なプローブであるFluorophosphonate-biotinを利用して、特異的抗体を用いずにセリンエステラーゼの発現量を定量する方法を確立した。また、加水分解酵素のソフトドラッグに対する認識性の一部を明らかにした。さらに、Butyrylcholinesteraseの活性にCa2+イオンが及ぼす影響について明らかにした。
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