ファージディスプレイ法によってHSC-3(ヒト舌癌細胞株)、SAS(ヒト舌癌細胞株)、Ca9-22(ヒト歯肉癌細胞株)に特異的に取り込まれるペプチド配列を検索した。Bio panningにより濃縮されたファージのDNA配列をシーケンシングしたが、提示されたペプチド間の発現頻度の差に有意差は認められなかった。 検索した細胞膜透過性ペプチド (Cell Penetrate Peptide:CPP) で生体内においてもスクリーニングを行うため、癌モデルマウスの作成を計画した。それぞれ異なる癌細胞株を免疫不全マウスの側背部複数か所に注入し、高効率でスクリーニングが行えるマウスを作成した。
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