研究課題/領域番号 |
17K18114
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
石川 紘司 昭和大学, 医学部, 助教 (40794946)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 転移性骨腫瘍 / 骨修飾薬 / 抗RANKLモノクローナル抗体 / 低Ca血症 / 骨代謝マーカー |
研究実績の概要 |
概ねの研究通りの症例登録は完了させた。現在、収集したデータを解析している。今後はさらに追加解析を行っていき、報告していく。当初の予定より症例の登録が若干遅れたが、概ね予定通りの症例登録を済ませることは良い点だと考えている。研究を推進するためにさらに研究協力者を増員し対応していく。 本研究は転移性骨腫瘍に対する抗RANKLモノクローナル抗体投与時の骨代謝マーカーの有用性にFocusを当てた臨床研究である。途中経過からは仮説通りの結果が得られる可能性が高いと考えている。本年はさらに、どのような患者がより安全に治療を進めることができるのか?に焦点を当てて検討していく予定だ。本年のもう一つの課題としてガイドラインの改定があげられる。抗RANKLモノクローナル抗体は骨粗鬆症領域にも使用されているが、研究計画時より、骨代謝マーカーのガイドライン(2018年度版)が改訂された。それに伴い、対象疾患は違うが、基本軸は同じであり、本研究でも若干の軌道修正を行い、対応することとした。 さらに、学会等でも、本研究課題に対する詳細なメカニズムの知見は十分でないと感じている。途中経過から基礎的知見についても追加検討を行うこととした。 本年は、治療として確立されている本薬剤がさらに安全に臨床で活用されるための可能性を臨床・基礎の両面から探索していく予定である。
現在、世界が直面している超高齢社会に伴い、転移性骨腫瘍患者も増加している。本研究を早急に完了させることで、少しでも安全に治療を進めることに連関させることができればと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
途中経過より、基礎的な知見による検証が必要と考えた。 本年では、結果の追加解析と基礎的検討を行うこととする。
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今後の研究の推進方策 |
現在、症例登録は概ね予定通り済んでおり、Data収集や解析を早急に行い、基礎研究を進める必要がある。 研究協力者を増員し、研究の推進を図る。
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次年度使用額が生じた理由 |
症例登録に若干の遅れが生じたことが原因の1つであるが、概ね予定通りの症例登録を済ませることができたことは良いことだと考えている。 取れに伴い、全体の計画を見直したため、次年度使用額が生じた。
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