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2019 年度 実施状況報告書

養護教諭養成教育における学校看護技術学の体系化とミニマム・エッセンシャルズの設定

研究課題

研究課題/領域番号 17K18125
研究機関東海大学

研究代表者

籠谷 恵  東海大学, 医学部, 講師 (40734801)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード養護教諭 / 学校看護技術 / 養成教育 / ミニマム・エッセンシャルズ / デルファイ法
研究実績の概要

本研究の目的は、養護教諭養成教育における学校看護技術学の体系化と最低限教えられるべき教育内容、すなわちミニマム・エッセンシャルズを明らかにすることである。
本研究では、まず文献などをもとに、学校看護技術学の体系(項目)を作成し、養成担当者への質問紙調査により、養成教育における必要性を検討した。2019年度は、2017年度に実施した養護教諭養成担当者への質問紙調査の結果を研究集会で発表し、論文の執筆と投稿を行った。最終的に、学校看護技術体系として4つの大項目(Ⅰ 基本技術、Ⅱ 安全・安楽を守る技術、Ⅲ 日常生活援助技術、Ⅳ 健康支援技術)と20の中項目、39の小項目、215の細目(学校看護技術に関連する知識・技術)を作成した。
次に、学校看護技術のミニマム・エッセンシャルズを明らかにするため、2019年10月、12月、2020年2月頃に養護教諭養成担当者にデルファイ法(反復型郵送調査)による質問紙調査を実施した。計3回の調査(第3回目調査の参加者数32名)を経て、先行研究で作成した学校看護技術体系から9項目(「身体測定(座高)」「衛生的手洗い(浸漬法・ベースン法)」「経静脈栄養法」「床上での排泄の援助(便器・尿器)」「おむつ交換」「膀胱留置カテーテル」「人工肛門(ストーマ管理療法)」「人工呼吸器」「包帯の種類と特徴(特殊帯(腹帯,T字帯など))」)を除外し、学校看護技術体系として206項目を精選した。また、養護教諭養成教育における教育の必要性を「4(教育の必要性が高い)」から「1(教育の必要性が低い)」の4段階(0は「範囲外」として除外)を作成した。本研究結果について、2020年3月に研究協力者に結果のフィードバックを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2019年度は、養護教諭養成担当者にデルファイ法による質問紙紙調査を行い、養護教諭養成教育における学校看護技術のミニマム・エッセンシャルズを検討することを予定していたが、予定通り調査を実施、データ分析を実施することができた。

今後の研究の推進方策

今年度は最終年度であるため、2019年度に実施した養護教諭養成教育における学校看護技術のミニマム・エッセンシャルズに関する調査結果を研究集会において発表し、論文執筆と投稿を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

デルファイ法による計3回の調査における総参加者数が予想より少なく、調査票の送付、回収、データ入力等にかかる経費が予定より少なくなった。2020年度は、研究集会における発表のため旅費や論文投稿にかかる経費などが必要である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 養護教諭養成教育における学校看護技術体系の提案2019

    • 著者名/発表者名
      籠谷恵、遠藤伸子、佐久間浩美ほか
    • 学会等名
      日本学校保健学会第61回学術大会

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公開日: 2021-01-27  

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