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2017 年度 実施状況報告書

放課後等デイサービスの看護師役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K18129
研究機関東京家政大学

研究代表者

藤田 藍津子  東京家政大学, 健康科学部, 講師 (70721851)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード放課後等デイサービス / 看護師 / ガイドライン
研究実績の概要

本研究では放課後等デイサービスでケアを実践する看護師に着目し、看護師版の支援ガイドラインの開発を目的としている。平成29年度は、放課後等デイサービスにおける現状と課題を明らかにするため、国内の文献検討をし、放課後等デイサービスの課題として、専門職員の不足、質の問題、医療的ケア児への支援不足、職種・機関連携不足、保護者の就労保障、家族支援、送迎の問題、利用制限、地域差が課題としてあげられることが確認できた。これらの結果を踏まえて、事業所の管理者、職員を対象にインタビュー調査を行い、アンケート用紙、質問項目の作成を行った。
作成された、アンケート質問紙用紙を基に、無作為抽出法による、全国1000個所の放課後等デイサービスの看護師を対象に実態調査を行った。調査の結果、医療的ケア、発達支援、生活支援の項目は、利用児の障害特性により、内容や課題に違いがみられた。自由記述で目立った記述として、利用児の体調の変化による判断を任され、相談できる職員や医師の不在による、責任の重さ、人材不足、人工呼吸器等の機器が変化し最新の情報不足、事業所のつながりの少なさ、放課後等デイサービスの看護師を対象とした研修の少なさ、等の記述が目立った。
今後、ガイドラインの作成、研修システムの開発、ネットワーク作りが急務であることが考えられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究推進に必要な情報収集および調査は、計画していた内容を進めることができている。

今後の研究の推進方策

平成29年度の調査結果に基づき、放課後等デイサービスの看護師、多職種を対象にインタビュー調査を行い、ガイドラインの作成を進める。平成29年度の調査により、放課後等デイサービスの看護師は、多くの課題を自ら抱えており、調査結果を社会へ発信する。

次年度使用額が生じた理由

当初予定していた、人件費・謝金が少なく済んだため。また、物品費である統計ソフトを購入しなかっため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 放課後等デイサービスにおける現状と課題に関する文献検討2017

    • 著者名/発表者名
      藤田藍津子
    • 学会等名
      第37回日本看護科学学会学術集会

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公開日: 2018-12-17  

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