研究課題/領域番号 |
17K18130
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
小松 鉄平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (60723856)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 脳梗塞モデル / 霊長類 / 低侵襲 / デジタルサブトラクション血管撮影装置 / 高磁場MRI |
研究実績の概要 |
デジタルサブトラクション血管造影装置を用いて尾動脈にカテーテルを挿入することでラットとマーモセットの脳血管撮影をすることに成功した。ラットの中大脳動脈選択的造影かつ脳梗塞作製の成功率が上昇した。中大脳動脈選択的塞栓術によるラット脳梗塞モデルを作製し、行動評価、MRI評価、病理評価を行った。しかし中大脳動脈選択的塞栓術によるラット脳梗塞モデルは死亡率が高く脳梗塞モデルとして今後の再生研究に適さないと思われた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ラットの中大脳動脈選択的塞栓術の死亡率が高く、尾動脈穿刺カテーテル挿入によるラット脳梗塞モデル作製に難渋しているため。安定した脳梗塞領域が作製できかつ生存率が高い新たな塞栓方法を検討している。
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今後の研究の推進方策 |
ラットの中大脳動脈選択的塞栓術の死亡率が高いことが判明した。完全閉塞ではなく部分閉塞に手法を変更することで死亡率が少ない脳梗塞モデルを作製する。
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次年度使用額が生じた理由 |
計画ではマーモセットの脳梗塞モデル作製を行うためマーモセット(1匹50万円)を購入予定であったが、進捗が遅れておりマーモセットを購入しなかったため。次年度にマーモセットを購入予定である。
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