脳梗塞後遺症に対する再生医療実現に有用である、デジタルサブトラクション血管造影装置を用いた経皮的尾動脈穿刺によるラット脳梗塞モデル作製に成功した。低侵襲かつ短時間に中大脳動脈領域脳梗塞を繰り返し再現できる。尾動脈にカテーテルを留置し脳血管造影を繰り返し行えるため、閉塞血管や再開通、血管再生の評価や経動脈的治療介入が可能である。本技術を応用しコモンマーモセットの脳血管造影に成功した。また再生治療に応用可能な細胞含有放射線視認性ハイドロゲルマイクロファイバーの作成に成功した。体内投与後の長期的な細胞保持を可能にし、サイトカインによる長期のパラクライン効果が期待出来る。本技術の特許を取得した。
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