ADAMTS9/GON-1が失活すると、IP3受容体を介して、ERからカルシウムイオンが異常流出し、細胞質のカルシウムイオン濃度が上昇することを明らかにした。そこで、上記表現型を抑圧する遺伝子を探索したところ、GONドメインはIP3受容体の分解を制御していることが解明された。 C.elegansを用いて、フェブキソスタットの効果を検討した。その結果、FBXをC.elegansに投与するとミトコンドリアの劣化を抑制することができること を見出した。FBXをパーキンソン病、アルツハイマー病、筋ジストロフィーのモデル線虫に対して投与すると、疾患の進行を抑制できることを明らかにした。
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