拡散火炎から排出されるPM(粒子状物質)に水蒸気を添加し凝縮させることでPMの凝集を試みた.水蒸気は燃料プール縁から高さ30mmの位置(火炎直上)または80mmの位置(火炎から十分離れた位置)で供給し,混合ダクト内で冷却させ凝縮水を発生させ,LPIによって粒径分布の測定を行った.その結果,水蒸気を添加することによって250nm~2300nmの粒径レンジのPMは減少し,2300nmよりも大粒径PMは増加した.水蒸気を添加することで小粒径粒子が減少し大粒径粒子が増加することから凝集効果は確認できた.しかしながら,供給位置による明確な凝集効果の違いは確認できなかった.
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