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2018 年度 研究成果報告書

禁忌物質を用いる挑戦的グリーン化学

研究課題

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研究課題/領域番号 17K18217
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 有機化学
グリーン・環境化学
研究機関中部大学

研究代表者

中島 江梨香  中部大学, 工学部, 講師 (70708932)

研究協力者 山本 尚  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワードフローケミストリー / 不斉合成 / 禁忌物質 / 有機触媒
研究成果の概要

本研究では、この有機触媒の特徴(利点及び欠点)を生かし、低極性有機溶媒を用い、有機触媒(proline tetrazole)の充填カラムを通じる不均一系不斉有機触媒充填カラムフロー合成システムを開発した。室温で、Aldol反応だけでなく、Mannich反応、o-Nitro Aldol反応において、プロダクト収率と光学収率だけではなくエナンチオ選択性および化学選択性の高い、持続可能な環境適応型閉鎖系高効率精密合成方法を確立した。また、このプロセス中の実触媒使用量を定量的に評価するPCME(Process catalyst mass efficiency)を新たに提唱した。

自由記述の分野

環境工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究成果は、国際的に権威のある雑誌Chemistry - A European Journalに掲載された。本研究は、フローシステムを用いることにより、有機触媒の高機能で環境に優しく耐久性に優れた利点と有機溶媒難溶解性の欠点を利用し、有機触媒を使用する不均一系触媒充填連続フロー合成を可能にした。このことにより、有機触媒の新たな可能性を示した。本研究は、禁忌物質を安全で安易に合成することを目指しており、人損だけでなく、真に廃棄物を減らす等の環境適応型の合成法であり、今後の化学の発展に大きく貢献する。

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公開日: 2020-03-30  

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