研究課題
若手研究(B)
エクソソームはmicroRNA(miRNA)などを内包し安定して血液中に存在し、細胞間コミュニュケーションの作用を有することが知られている。近年、様々な疾患の病因・病態形成に積極的な役割を果たすことが明らかになっている。さらに、これら血中miRNAは癌をはじめとして様々な疾患において変動することが明らかにされており、新規バイオマーカーとして注目されている。本研究は自己免疫性甲状腺疾患における血中microRNAを解析し、変動するmiRNAを同定した。
内分泌
本研究により自己免疫性甲状腺疾患、特にバセドウ病において変動する血中microRNAを明らかにした。これらの血中microRNAは甲状腺疾患の病態に関与することが示唆された。これら成果は、これまで不明であった自己免疫性甲状腺疾患の病態解明につながるものである。さらなる将来的には治療や診断法の開発につながることが期待される。