研究実績の概要 |
今年度は最終年度であったため、成果報告を中心に研究活動を行った。5月には、立命館大学人文科学研究所助成プログラムの第1回グローバル・リスク研究会で、本プロジェクトの研究成果を公表した『グローバル秩序論:国境を越えた思想・制度・規範の共鳴』(2022年、晃洋書房)の共著者であり、本プロジェクトの研究協力者である龍澤邦彦立命館大学名誉教授とともに、本研究全体の成果報告を行った。7月には常葉大学で「先端科学・技術のガバナンス:研究・開発とリスク管理の両立のために」についての講演を、10月には立命館土曜講座で「人文・社会科学の意義を見つめ直す-感染症、戦争、災害等の『グローバルなリスク』に立ち向かう<知>のために」において、「先端科学・技術のガバナンス:研究・開発とリスク管理の両立のために」を報告した。11月には“Exploration of Academic Collaborations between Kazakhstan and Japan”(立命館大学国際共同研究推進プログラム、代表KIM Viktoriya准教授)の研究分担者として本プロジェクトの成果を報告した。12月には第2回グローバル・リスク研究会で「グローバルリスクとしての科学・技術」を報告し、2023年1月には、本プロジェクトの総括として、R. Oosterlinck教授(欧州宇宙機関)を招聘し、若手研究者育成も兼ねた国際ワークショップ “Science, Technology and International Society"と国際シンポジウム“The Governance of Science and Technology, and International Cooperation"を開催し、司会と総括を務めた。また、引き続き国際交流基金の助成によりLUISS大学大学院で研究成果を含めた講義を行った。
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