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2020 年度 研究成果報告書

満洲引揚者の生活再建と地域定着をめぐる歴史社会学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K18241
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 社会学
文化人類学・民俗学
研究機関立命館大学

研究代表者

佐藤 量  立命館大学, 先端総合学術研究科, 非常勤講師 (20587753)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード満洲 / 引揚者 / 戦後日本社会 / 生活再建 / 記憶 / コミュニティ / 会報 / オーラルヒストリー
研究成果の概要

本研究では、これまで十分に知られていなかった満洲引揚者の戦後史に注目し、引揚者がどのように戦後日本社会に定着していったのかについて、引揚者へのインタビューと史料分析から考察した。その結果、引揚者たちは互助組織を形成し、住宅や再就職の斡旋など独自のコミュニティで情報共有しながら生活再建を図っていったことが明らかになった。本研究の成果の一端をまとめ、佐藤量・菅野智博・湯川真樹江編『戦後日本の満洲記憶』(東方書店、2020年)として刊行した。

自由記述の分野

歴史社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、引揚者同士でのみ共有されてきた会報の史料的価値を掘り下げたことにある。また、従来の満洲研究では戦前に焦点を当てた研究が多かったが、引揚者の戦後史に焦点をあてて満洲経験をめぐる記憶のあり方を検討したことも本研究の独自性である。本研究の社会的意義は、いまだに日本と東アジア諸国の間であいまいなままになっている歴史認識問題を考える手がかりになる点である。

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公開日: 2022-01-27  

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